住宅コンサル&プレゼン講座

第11回 玄関ホールのコンサルポイント

2008/12/06

住まいの顔としての玄関、お客様をお迎えしたり、家族の外出を見送り、帰宅を迎える空間、そんな玄関ホールの計画のポイントは、

 

     心を和ます場をつくる

玄関はお客様を迎えたり、外出での緊張感を和らげたりする場所となります。ちょっと前の住宅では、下駄箱の上は、季節の花を飾り、歳時のしつらいをする場所でした。しかし、シューズキャビネットも収納量を増やすためにトールタイプになり、そんな場所が確保できない場合も多くあります。ニッチを設けたり、コンソールを配置して、心和み、やさしい会話が生まれるような場を設けたいものです。

 

そういった場が取れない場合は、絵を飾る壁をしっかりと確保する・・・、といった計画もいいと思います。スポットライトやユニバーサルタイプのダウンライトでその壁を明るくクローズアップさせてあげましょう。

 

できれば、玄関ドアの正面に配置することによって、目線をしっかり受け止めます。

 

     十分な収納空間を設ける

最近は、シューズインクロークという玄関収納が注目されています。

玄関に収納したいものは、靴や傘だけではありません。ベビーカーや子供の遊具、アウトドア用品やゴルフバックなど大きな収納物が多くあります。それらを仕舞うためには家具では限界があります。そこで、ウォークインクロークとして、小部屋が設けられることが多くなりました。ゆったり空間が確保できる場合は、その場所が家族の上がり口を兼ねる場合もあります。収納を十分に確保することによって、玄関を美しく保つことができます。

 

     トイレやプライベート空間への動線への目線をコントロールする

玄関からトイレの出入り口が見えたり、奥のプライベートスペースへの動線が見えたりする場合が多くあります。遮蔽の工夫をしたり、それらが見立たないようなコーナーにフォーカルポイントを設けたりして、目線をコントロールしましょう。

 

     十分な広さが確保できない場合が多いので、広く感じさせる工夫をする

玄関は、広い空間を確保できない場合も多くあります。広く感じさせる工夫を提案のポイントに盛り込みましょう。

 

     安全のための手すりやベンチへの配慮をする

お年寄りがいらっしゃるお客様の場合は、当然手すりやベンチの工夫が必要ですが、若いご家族も、いずれはそういった配慮が必要になります。下地を準備しておくなど、将来への配慮も忘れずにしておきましょう。

 

 

<レイアウトの事例>

 

■スペースが狭い場合は、上がり框や飾り棚を斜めに配置しますと広がりが感じられます。また目線を外部に導くことによって、視線距離が伸び一層の広がりを感じさせることができます。

 

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■玄関ホールを少し広く確保できるようであれば、シューズインクローク(物入れ)を設けると、履物やアウトドア用品が片付きすっきりとさせることができます。

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■玄関からトイレやプライベートな空間が見えたりする場合は、目線を斜めに振って、それらが意識できないように工夫しましょう。フローリングの貼り方や、タイルの貼り方、また窓の位置やフォーカルポイントとなるニッチの位置や形状などによって目線の調整をするのも方法です。